
実際に住んでみないと分かりにくいですが、
リビングの広さって気になりますよね。
リビングはお客さんが訪れることもありますし、
家族の滞在時間が一番長い空間なので
ゆったりした広さで計画したいところです。
そこで、検討される広さで一番多い
リビングダイニング16畳が妥当なのかどうなのか、
自分の経験も踏まえて紹介します。
広く見えるコツも紹介します。(^^)
間取りの形による?
同じ16畳でも間取りの形によって
広さの感じ方は全然変わってきます。
出典http://www.wakiyoshi.com/plan.html
これはちょっと16畳より広いですが、
このようにダイニングとリビングが離れた間取りに
なっているほうが狭く感じます。
実際は16畳だったらリビングがあと2畳ぐらい狭くなる計算ですが、
LDKがひとつの空間のようで分かれているので
入った時にちょっと圧迫感があります。
出典http://www.y-naisou.net/naisou/refom.html
逆にこちらはどこにでもあるようなオーソドックスな間取りですが、
長方形に長い空間のほうが広く感じます。
ただ、ダイニングテーブルやソファーの大きさにもよりますが、
実際に家具を配置してみると、もうちょっとダイニングテーブルと
ソファーの位置が近くなります。
欲を言えばあと2畳、縦に長いとゆとりがありますが、
このままの16畳でもこの形状なら
4人家族が窮屈な生活になることはないです。
ちなみに、僕だったら玄関と和室の位置を入れ替えますね。
リビングからも和室を使えるようにするほうが、
一体的に利用できますし、無駄な空間になりません。
ちょっと注目してもらいたいのがこの間取りの寸法ですが、
910、1820といった寸法が多いですよね。
これは木造住宅の場合のグリッドプランですが、
910×910が1マスの場合と、
1000×1000が1マスの場合があります。
ここでポイントですが、どちらも2マスで1畳なんです。
だったら、1000×1000の16畳のほうが大きいですよね。
ハウスメーカーや工務店、地域によっても
この基本グリッドは違ってきますが、
ただ単に16畳と言っても基本グリッドによって広さが全然違うので
基本グリッドがどちらなのか確認しましょう。
広く見せるコツは?
同じ間取りの形状、同じグリッドプランでも
広く見せるためのポイントはいくつかあります。
天井高を高くする。
吹き抜けを設ける。
テレビを壁掛けにする。
ダイニングテーブルは置かない。
最近は2500mmの天井高も増えてきましたが、
ハウスメーカーでは2400mmのところも多いです。
下地のボードなどでそつが出るので
2400mmにしているところが多いのですが。。。
ただやっぱり天井が高いと広く感じるので
2600mmぐらい取れると同じ16畳でも圧迫感がなくなります。
吹き抜けを設けるのも1つの手ですね。
冬は暖房がききにくいですが・・・。
テレビを壁掛けにするのが目的というよりは、
無駄な家具を置かない方が広く感じます。
ただ、ビデオやDVDなどを置く場所がいるので
ちょっとしたテレビボードは必要ですけどね。
最後は極端な例ですが、リビングテーブルで
食事も兼用してしまう場合は
ダイニングテーブルを無くしてしまうと広くなります。
おわりに
僕の経験から言うと、初めは16畳でも問題ないですが、
生活していると必ず物が増えてきます。
ちょっとタンスを置いてみたくなったり
カラーボックスを置きたくなったり、
子供のおもちゃが増えてきたり・・・。
そうなると最初はちょうどいい広さでも
だんだん狭く感じてきてしまうので、
最低でも18畳はあったほうが
ゆとりのある生活ができると思います。
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