
住宅を支えるために一番重要な基礎。実はこの基礎工事でもずさんな施工や職人さんのミスは多々あります。
正直、こんな施工で家が建ってるのかーと思うと残念というか怖くなってきます。
そこで今回は、自分の家が欠陥住宅にならないように基礎のチェックポイントを紹介します。
これ、けっこうヤバイっす。職人もかなりスルーしてるので必ずチェックしたほうがいいですよ。
スペーサーの役割!!
ちなみに今回紹介する3つのポイントは、コンクリートを流し込む前の段階、鉄筋を組んでいるときに見るポイントです。
まずはこちらの写真をご覧ください。
これは、鉄筋の下に敷くスペーサーなのですが、砂利とシートに埋もれてしまってますよね。
普通は砂利を敷いてシートをかける前に、「転圧」といって砂利を固めるのですが、この場合は転圧が不十分なのでスペーサーが沈んでしまっています。
沈んだまま基礎のコンクリートを流し込むとどうなるかわかりますか?
実は建築基準法で、基礎のかぶり厚さといって砂利と鉄筋の間を6cmは空けましょうという規定があります。
で、本来スペーサーの高さが6cmあるので、このスペーサーが6cm空ける役割をしているのですが、埋もれてしまっては意味がないですよね。
コンクリートで鉄筋をきちんと覆ってやらないと鉄筋が錆びたり腐食したりするので、かぶり厚さという規定が定められています。
これ、けっこう多いので、自分の家のスペーサーが埋もれていないかチェックしておいてください。
そして次はもっと多いです。。。(汗
Sponsored Linkシートの破れ!!
まずはこちらの写真をご覧ください。
ちょっと見えにくいかもしれませんが、赤で囲んだところのシートが破れてしまっています。
破れたところの砂や砂利が見えてしまっていますよね。
このままコンクリートを流し込むと、地盤からの水分がコンクリートに伝わってコンクリートにひび割れが発生してしまいます。
シート自体も1mmぐらいの薄いシートなので、ちょっと砂利にひっかいたり、職人さんが歩いただけで破れてしまいます。
ただ、破れても補修テープで直しておけば問題ないので、自分の家を見に行ったときに、破れたまま放置されていないか注意しましょう。
では最後3つめ、これもまあまあ多いです。
鉄筋の重ねすぎ!!
まずはこちらの写真をご覧ください。
この写真の赤で囲んだところの鉄筋が6本重なっていますよね。
素人から見ると、鉄筋をいっぱい使ってがっしり補強してくれているから安心だ!なんて思ってしまうかもしれませんが実はこれも危険なんです。
多重結束と言って、3本以上鉄筋が重なっていると、コンクリートを流し込んだときに鉄筋が多すぎてきちんと覆うことができません。
そうなるとここからコンクリートがひび割れしてきます。
ここもチェックポイントです。
おわりに
ちょっと怖くなってきませんか?自分の新築がこんなんだったら嫌ですよね。
でもこれが現実に起こっている写真なんです。
たぶんこんなとこ素人じゃチェックしないので、指摘したらビビって緊張感持って工事してくれるようになると思いますよ。(笑)
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