新築なのに寒い家!長期優良住宅なんてクソ!

我が家は長期優良住宅だから快適に暮らせる!なんて夢を見るのは大間違い。長期優良住宅は、家を長持ちさせましょうというのが目的で、快適に暮らせるかどうかは別問題です。

現に、長期優良住宅で建てた我が家はクッソ寒い。。。冬場は毎日ガンガンに暖房を付けてますが、全然快適ではありません。

あなたも後悔しないように、長期優良住宅について勉強しておきましょう。

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長期優良住宅に必要な性能

長期優良住宅は、

・安全な構造躯体で
・長持ちする材料で
・そこそこ省エネで
・メンテナンスをしやすくして

長持ちする住宅を作りましょう。という、設計上クリアーしなくちゃならない項目があります。

 

安全な構造躯体=耐震等級2以上

家を建てるためには建築基準法という法律を守って建てる必要がありますが、その法律の中で決められている、地震に耐えるための基準の1.25倍の強さをもった住宅が耐震等級2、1.5倍が耐震等級3と呼ばれています。ちなみに等級3が最高等級。

要するに、建築基準法よりはもっと安全な家を作りましょうという基準で、できれば耐震等級3のほうがいいですが構造躯体に関しては快適かどうかに直結するわけではないので建ててから後悔するということはないでしょう。

 

長持ちする材料=劣化対策等級3

家を長持ちさせるためには、材料が腐ったりシロアリに食われたりするといけないので、使用する木材の指定や床下の湿気対策、浴室等の水回りの防水の方法などの基準が定められています。

劣化対策等級は3が最高等級ですが、長期優良住宅に限らずほとんどの住宅で基準を満たしていると思います。家を建てる前に審査の基準があるかないかの違いくらいです。

 

そこそこ省エネ=省エネルギー対策等級4

ここが快適に暮らせるかどうかに直結する一番のポイントです!

いろいろと等級があるので混乱してしまいそうですが、省エネルギー対策等級に関しては4が最高等級です。ただ、この等級4という最高等級そのものの基準が低いので寒い家が出来てしまっています。

断熱に関してうちの家は最高等級だから暖かい家になるんだ!という勘違いがここで生まれてしまうんですね。詳しくはのちほど説明します。

 

メンテナンスをしやすく=維持管理対策等級3

何のメンテナンスに対しての基準かというと、劣化しやすいキッチンやトイレなどの配管に対して、点検や清掃、補修がしやすい造りになっているかどうかを確認するためのものです。

こちらの基準も長期優良住宅に限らずほとんどの住宅で満たしていると思うので、あまり気にする必要はないでしょう。

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省エネルギー対策等級4とは?

簡単に言えば、家全体の断熱性能です。暖房に頼りすぎる生活だと省エネとは言えないですよね。最近ではエアコンそのものが省エネタイプにはなってきていますが、家の性能を上げて暖房に頼らない生活をしましょうという基準です。

にもかかわらず、ぶっちゃけ等級4でもエアコンは必要です。

ではどれくらいで等級4になるかというと、壁や天井はグラスウールという断熱材、床下にもスタイロフォームという断熱材、窓はアルミサッシで等級4になります。(ちなみに、比較的温暖な西日本で、です。)

その中でも特に窓の性能で暖かいかどうかの体感は変わってきます。

→窓選びは完全に失敗だった

 

アルミサッシなんて窓周りがめちゃくちゃ冷たくなるし結露はするし最悪ですよ。マジで使わない方がいい。いくらローコストでも今から家を建てる人は、最低でもアルミと樹脂の複合をおすすめします。(それでも寒いですがアルミサッシよりはマシです。)

朝起きたときの家の中の温度が5℃を下回ると、低体温症になるリスクが高まると言われていますが、等級4の住宅でも5℃近くまで下がってしまいます。(西日本で。)

で、リビングのような広い部屋だとガンガンにエアコンをかけてもなかなか20℃まで上がりません。いっても18℃程度でしょうか。しかも廊下やトイレとの温度差がかなりできてしまうので全然快適じゃないんですよね。

これから家を建てられるかたは、最低でもZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)程度の基準を満たした性能で施工されている住宅会社にお願いするといいでしょう。

ZEH(ゼッチって読みます。)ゼッチ住宅はできますか?って聞いて答えられたら大丈夫でしょう。



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