
新築で一番こだわりたいところと言えば「リビング」。広いリビングがいい、吹き抜けのあるリビングがいい、大きな窓のある明るいリビングがいい、高級ソファでくつろぎたい。などなど生活の中心となるリビングだからこその”憧れ”があると思います。
ただ、注意しなくちゃならないのが、こだわりの強いリビングだからこそ、失敗してしまうことも多いのです。夫婦喧嘩にならないためにも、失敗例を確認しておきましょう。
大きな窓の落とし穴
明るくて開放的な窓に憧れて、大きな掃き出しの窓をたくさん作ったのですが、壁になる面が少なすぎて物を置くスペースが全然ありません。
こんな失敗例をよく聞きます。中窓の場合だと、窓の下にも壁ができるのでちょっとした棚を置いたり机を置いたりすることもできますが、掃き出し窓の場合は壁がなくなってしまうので物を置けません。
実はこの問題、住み始めてすぐには気が付かないのですが、生活していくにつれて物が増えてきたときに初めて気づきます。
子供の勉強道具を置く棚が欲しい、本棚を置きたい、電話やFAXを置く棚が欲しい、パソコンを置く机を置きたい。元々計画していないところに何かを置くとなると、壁付けで設置したくなるものなのですが、そもそも壁がない掃き出し窓だと設置すらできません。
明るくて大きな窓には憧れると思いますが、ウッドデッキに出る窓や外に出る窓以外は中窓にしておくほうがいいですよ^^
Sponsored Link床暖房、いらなかったね
寒がりの妻、暑がりの夫。床暖房反対派の夫の意見を押し切って、床暖房を設置したものの、光熱費が高いし無意味なエリアだから全然使ってません。
床暖房を設置しても使っていない住宅も多いです。
床暖房はホットカーペットとは違って部屋全体を暖めてくれるのですが、それでもやっぱり一番暖かいのは足元。
足元だったらリビングじゃなくてキッチンに設置すればよかったという意見も多いです。
ソファを置いたら床暖房の意味がなくなった、とか、丁度リビングテーブルの下が床暖房になったので意味がない、とか。リビングって結局テーブルやソファを置くことが多いので床暖房の効果って薄れてしまうんですよね。
床暖房を設置するんだったら確かにキッチンや洗面所のほうがいいでしょう。
吹き抜けは無駄だった
さっきの床暖房とは逆で、吹き抜けは男性のほうが憧れている人が多いのですが、住み始めてから無駄なことに気付きます。奥さんは最初から気付いてますけどね(笑)
吹き抜けがあっても超高気密高断熱住宅だったら上下の温度差は少ないので寒さを感じることはあまりありませんが、一般的な家だとやっぱり寒いものです。
しかも暖めても暖めても寒いので、家にいる時間が長い奥さんのほうが我慢ができなくなってしまいます。(私は反対だったのに、あの人がどうしても吹き抜けを作りたいっていうから作ったのに寒くて耐えられないじゃないのよ、もうっ)って・・・。(汗
高いところにあるから窓の掃除もできない、電球の交換もできない。2階からの音は響くし、なにげにシーリングファンの音が気になる。などなど、吹抜けに対する奥さんの不満はかなり多いです。
吹抜けがどうしても欲しいといった夫、でも仕事でほとんど家にいないのも夫。寒さに震えながら家で過ごしている奥さんのことを思うと、吹抜けはいらないのかなと。
どうしても作りたいなら、超高気密住宅にしてください。
まとめ
大きな窓は物が置けなくなる。
床暖房は使わなくなる。
吹抜けは夫婦喧嘩の元。
他にもまだまだありますが、この3つのことも頭に入れて計画してみてください。
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