
一般的な2階建て住宅は、1階にリビングや和室と水廻り、2階に寝室や子供部屋などのプライベートゾーンを配置している例が多いと思います。
ここでは、1階の間取りに多少の余裕があるかたを対象におすすめの間取り、リビングと子供部屋が同じフロアーにあるとすごく便利なことを紹介します。
なるほど!1階に子供部屋を置く理由
子供が小学校の低学年から中学年までは、リビングで一緒に宿題を教えてあげたり勉強の内容を確認してあげたりすると思います。それに子供も思春期ぐらいになるまでは自分の部屋に引きこもったりしないですからね。
ということは、1階のリビングの横に子供部屋があれば、お母さんが家事をしながら子供の勉強の様子を確認することができます。2階に子供部屋があってもどーせ1階で勉強するならリビングの横に子供部屋があると便利ですね。
他にも、子供の行動を考えてみると何かと1階に子供部屋があるほうが便利なんです。
学校から帰ってきたときにランドセルをすぐに片づけられる。
着替えを取りにわざわざ2階に上がらなくていい。
2階でドタバタ走り回られると1階に響く。
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思春期になったら?
ここからがもっと便利な使い方。子供部屋が1階にあると子供が思春期になったときにたぶん子供が嫌がると思います。
まぁ、親子の仲がいいと反抗期がなかったというお子さんも多いので、自分の部屋に引きこもることが良いとは思いませんが、それでもやっぱり子供は親が近くにいることが嫌になるときもあります。
そんなときは2階の寝室と1階の子供部屋を交換しちゃいましょう!
親は逆に歳を取ってくると2階への昇り降りが苦痛になってくると思います。若いうちは寝室が2階にあっても気にならないものですが、歳を取ると階段を上るのも苦痛なんですよね。
だったら、子供が2階の部屋のほうがよくなるタイミングで、寝室と子供部屋を交換すれば、親が1階で過ごせて子供は2階で過ごせる。
このような将来設計ができていると、子供部屋の広さと寝室の広さを同じ程度にしておくとか、クローゼットの位置やサイズ、壁紙の色合いをシンプルにしておくとか、交換しても違和感がない部屋にすることができると思います。
これこそが可変性!
住宅で、可変性という言葉がよく使われるのですが、将来の生活スタイルに合わせて住宅も変化できるようにしておくことを言います。
ただ、可変性のある住宅では、最初は子供部屋の仕切りを作らずに将来間仕切りを設ける設計にしていたり、簡単に壁を取っ払って間取りの変更ができるように構造躯体をシンプルにしておくことがほとんどなので、子供と大人の部屋を入れ変えるという発想はありません。
これだったら机やベッドの移動だけで済むので、後で間仕切りを作ったり壁を動かしたりするコストが必要ありませんよね。
1階のスペースに余裕があるなら、リビング横に子供部屋を配置する計画も取り入れてみてはいかがでしょうか。その場合、4.5帖では狭いかもしれませんが・・・。
⇒子供部屋4.5帖はレイアウト的に狭い?
参考にしてみてください^^
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